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いけちゃんとぼく


「結婚生活は6年でしたけれど、普通に暮らせたのは最初の半年くらいでした。お酒を飲んでは、私をなじったり、暴れたり、明らかに常識から逸脱した行為を繰り返し始めました。お酒を飲ませないというのは不可能で、どっかで飲んできてしまう。コンビニとかで100円で24時間売ってるんですから。当時、私はアル中の彼を、お酒がやめられない意志の弱い怠け者だと思いこんでいました。心の中で軽蔑していました。彼がたまにまともに戻るときに反省会するんですが、もたないんですね。止められないんです。

なんで離婚しないの?ってよく言われるんですが、それをするにはもの凄く体力がいるんです。小さい子がいて自分に職が無いという女性は沢山いると思うんです。簡単にはできないんです。私は離婚するということの大変さを選ぶより、彼が寝静まったときにマンガを書くという仕事をして、そういう生活をすることを選んだんです。子供の身を守ったらあとは仕事をする、そうすれば明日があるんじゃないかなと思っていました。とにかくその日一日をやり過ごすことだけで精一杯でした。

親族や近しい人に相談しなかったのは、すべて彼の悪口になってしまうと思ったんです。でもそれで、何か解決しますか?家族のことを悪く言って誰かが解決してくれますか?誰も助けてくれませんよ。無理でしょう。そんな人見たこと無いです。近い人で医者がいましたが、その人でさえアルコール依存症への知識が低いのです。アルコール依存症の病棟いったとき「頭が良くて中々止められないでしょうね、大変ですね」といわれて終わってしまうんです。

患者本人が自分で本当に止めるっていったときでないと、神様は心を開いてくれないんです。アル中にしても、覚せい剤にしても、パチンコ依存症にしても、幼児虐待にしても、近しい人や医師が手をだせない領域に入ってしまうんです。結局家の中のことは誰も助けてくれないんです。

この種の病気って言うのは、最終的にこれをやったら追い出されるとか、なにをやったら見放されてしまう、というのを分る病気なんです。だから他の人でも、お金を入れてくれるから別れないとか、子供に暴力までは振るわないとかギリギリのところが見極められるんです。だから憎らしい病気なんです。

彼はあきらかにオカシイと分ったんですけれど、家族っておかしいときのためにあるんじゃないですか?親の足が一個なくなったとか、子供が変な病気になったとか、そんなときに捨てるなら家族じゃないでしょ。彼がおかしいなと思い始めたときに、じゃあそんなときのためにいるのが自分じゃないか、って思ったんです。それが家族だから。

彼は覚醒して死ぬ前の半年間アルコールの病気が治って幸せに暮らしたんですけど、それが無かったら憎んだまま家族で別れてしまったかもしれない。それで息子が大きかったとしたら、親父は糞野郎だったという風に一生憎んでいかなければならなかった。

私には数多くのファンレターがくるんですけど”俺の親父はアル中でほんとに酷い目に会って、死んでいるけど今だに死んじまえ!”って思っている、そういう人がたくさんいるんです。その人たちに、アル中の人は病気だったということを分らせてあげれば、そんな風に思わないかもしれない。家族をね・・憎んで・・・一生生きていく、そんな辛いことはないですから・・」(西原理恵子)

(NHK福祉ネットワークより2008 6.25)

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その顛末。
↓にかかれております


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5 こどもってスゴイ
5 家族
5 笑って泣いて考える
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【内容紹介】
第一巻で別れた夫・鴨ちゃんが帰ってきた!4人家族に戻った一家の、世界をマタにかけた大騒動。夫婦がパワフルなら子供もパワフル。シリーズ最強の笑いが弾ける第4巻です。鴨ちゃんとの輝く日々を描く、渾身の20ページにおよぶ描き下ろしを収録!

家族の愛がずっしりつまった涙がとまらない一冊。泣きすぎて呼吸が止まる?!

(2008・7/4記)

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追記> 
テレビ番組「エチカの鏡」(フジ)より(2009・4/26)

西原理恵子が語ります。


「これだけはいいたいのは、アルコール依存症っていうのは
本人の性格や家庭環境、遺伝でもなんでもない、病気なんです。

お酒がその人にとって覚せい剤になってしまうんです。
どんだけやめられないか。

家族はみんな自分が悪かったんじゃないかって思ってしまうんです。
アルコール依存症の患者さんは、怠け者だって世界中で言われています。
でも、そうじゃないんです。立派な病気なんです。

家族は後方支援しかしてはいけません。
専門の医者でしか患者さんを診てはいけません。
家族の愛情だけでアルコール依存症の患者を治してはいけないんです。

私はそれをすごく間違った方法で、彼を守ろうとしてしまったんです。
それが私の一番悔やまれることです。

アルコール依存症というのは生還率2割、3割と言われる病気なんです。
覚せい剤の次に難しいって言われているんです。

彼がそこから自ら閉鎖病棟に入って、その病気を克服したのは
本当に意志の強い立派な男だったと思います。

アルコールを飲み続けても、依存症にならない人もいます。
突然ある人にとっては酒が覚せい剤のようになってしまう。
家族はその後始末をしてしまうので本人が気づかない。

家族がどうすればいいかというと、
その難破船に乗っているような場所から一旦離れる必要があるんです。
家族が患者の後始末をしない。

本人自身が最低だと自覚させなければいけない。
患者が自分からこんなにツライんだけど、止めたい!という気持ちを起させる。
それから、専門の医者に診てもらうんです。

そして治ったと思って1杯でも飲めば、元のアルコール依存症に戻って
家族がまた地獄のような思いをしなければならなくなります。
だから、治ったら、絶対に一杯でも飲んではダメなんです。

「覚せい剤一滴ならいいでしょ」ということと同じなんです。
30年でも50年たってでも、70歳になってもう一回再飲酒して
アルコール依存症に戻ってしまう人がいます。
それ程恐ろしい病気なんです。
だからその人はもう一生飲んではダメなんです。」


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5 家族にアルコール依存症人がいる方へ


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