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定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー

ー高橋ヨシキと水道橋博士が語るヒッチコックー

ヒッチコックの一連の作品を見てみると、生きた映画史ともいえるし、映画の神様ともいえるんですが、ヒッチコックの影響っていうのは絶大なものがあります。今ある映画のもう殆んど全部、ヒッチコックの影響下にあるといっても過言ではないです。スピルバーグやスコセッシとかも自分でヒッチコックに影響を受けて映画を作っていると明言しています。手法としてもヒッチコックの映画を踏襲しないと映画がとれないくらいです。

「サイコ」のナイフで刺されて階段から落ちていくシーン、顔のアップは変わらずに背景が近づいてくるというシーンなんかは、ウィリアムフリードキンがエクソシストで牧師が倒れるところで同じようにつかってます。フリードキン監督も真似していると公言してますし、彼はヒッチコック信者で「映画学校なんて行くな。ヒッチコックの映画さえ見れば映画の取り方が分かる、ヒッチコック映画は映画の教科書だ」とも語っています。 映画術 ヒッチコック・トリュフォーという本がトリュフォーとの対談であるんですが、この中でヒッチコックはサービス精神が旺盛からか結構嘘をつくんですよね。ですからこの映画術の本もいたづらなことも書いてあって、全部鵜呑みにしないほうがいいです。

ヒッチコック監督というのはサスペンス映画を確立した人物なんですが、それは観客をハラハラドキドキさせる映画のことなんです。ヒッチコックがつかう手法でいくつか代表的なものがあります。

<<ヒッチコックの代表的な映画手法>>

・爆弾理論
サスペンスというのはどうやって成り立たせるのか、ただたんに驚かせるショックと違うわけです。爆弾がいきなり爆発するというのはただのショックであってサスペンスではない。爆弾がそこにある、と客に見せておいて、5分間でも10分間でもその存在を意識させれば恐怖が持続する、そのハラハラ理論が爆弾理論です。
これの有名なシーンは「知りすぎていた男」の演奏中のシンバルを打つ瞬間に拳銃を撃とうとするシーンです。演奏中いつ撃つのかと、ずっと緊張感が持続していくんです。こうして観客の気をもたせてハラハラさせるのが爆弾理論です。デパルマの「アンタッチャブル」のカバンの中に爆弾をいれて店に置き去るんだけど、子供が忘れ物だといってその爆弾入りのカバンをもってしまう場面なんかも、この理論をつかっています。

・主人公が早々に死ぬ
「サイコ」では主演の女優が途中で死んじゃうんです。主人公が死んでしまうということで観客を驚かせて興味をひかせる掟破りの手法です。ヒッチコックは途中入場を厳しく禁じて、結末やストーリーを話さないでくれと劇場でメッセージを流したんです。この影響はたとえばイーライロスの「ホステル」なんかも主人公がいきなり拷問されて殺されてしまいます。ウィリアムフリードキン監督の「L.A.大捜査線」も途中でびっくりするような場面で死んでしまったりとかしてます。

・主観カット
これは「めまい」で女性を追うシーンで使われていますが、目線映像のカットを効果的に繋ぎ合わせる手法です。デビッドリンチの「マルホランドドライブ」のファミレスから路地裏にさそわれて歩いていくシーンがあるんですが、これは映画史上最も怖いシーンとも言われています。主人公の目線でカメラが動いていくんですが、これはその前に裏にいったら凄く怖い人が出てきたという夢を見たと彼は話していますから爆弾理論でもあるわけです。爆弾が待ち受けているところに主観映像でその場所に向かうことでダブルでハラハラ感を煽るんです。これは気絶する人がいるぐらい効果的にヒッチコックの手法をつかっています。

・ヒッチコックズーム
「めまい」で高所恐怖症の主人公が階段をのぼっていって、下を見るとズームアップするんですね。画面が変わらずに遠近感だけが変わるんです。これはめまいショットとかヒッチコックズームとか言われています。
高所恐怖症の主人公の心情ではああ見えているという恐怖心理を表しています。
ジョーズでも警察署長が本当にサメがでたときにショックを受けるシーンでヒッチコックズームがつかわれています

・ジャンプカット
これは強引に別のシーンを繋ぎ合わせてしまう手法です。北北西に進路を取れのラストシーンで崖からヒロインが落ちそうなところで手を差し伸べて助けるシーンで、いきなり寝台車の二階に手を差し伸べて抱き合うシーンに繋げちゃうという。ハラハラする場面からいきなりベットシーンに切り替えちゃう。死ぬか生きるかから、いきなりロマンチックな場面になっちゃうかなりしゃれた場面だと思います。

それからヒッチコックというのは凄く覗き見というのにこだわっている監督で「裏窓」なんかでも向かい側のビルの日常を除き見てるんです。ヒッチコックの映画は、観客がのぞき見てるような感覚の映画が多いんです。この覗き見っていうのは重要で、映画を見ていることそのものが覗き見と同じ行為なんです。映画の中の人物たちは観客に気付くことはないわけですから、気付かないでいろんなセキララな事をやっているのを、我々観客がのぞき見ているということなんです。そういう本質的なことをヒッチコックは映画にしているんです。(高橋ヨシキ)


僕らの世代でいうとヒッチコックを見ようと思ってもDVDとかビデオがない時代で見られなかったんです。でもいまはレンタルビデオ屋にいくと全部あるんです!映画の教科書がそこにあって、映画を学ぶことが簡単に出来るようになってるんです。ヒッチコックの全盛期っていうのがあって60歳前後の「めまい」「北北西に進路をとれ」「サイコ」「」これが一番の円熟期なんです。ヒッチコックがのりに乗ってるんです。場外ホームランを毎打席打っている感じです。是非見て欲しいです。(水道橋博士)

2013.3.22 MXテレビ・ダンディザムービーより

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以下ヒッチコック・ウィキペディアより

生い立ち
1899年8月13日ロンドン生。一家はアイルランドのカトリック教徒。カトリックの寄宿学校に入学し。14歳の時に父親が死亡。学校卒業後は広告デザイナーとなった。その後写真技術に興味を持ち、ロンドンの映画会社で働き始める。

1925年に彼に処女作の『快楽の園』を監督。

~イギリス時代~
彼の三作目『下宿人』は1927年公開。「切り裂きジャック」をモデルにした作品。これが最初の「間違われる男」をテーマとした「ヒッチカニアン」フィルムであった。

1926年にヒッチコックは、アシスタントディレクターのアルマレヴィルと結婚。二人の間には1928年に娘のパトリシアが生まれる。彼女は何本かの脚本を執筆し、ヒッチコックの全ての作品の擁護者であった。

『暗殺者の家』『三十九夜』『バルカン超特急』ヒッチコックの活躍はハリウッドから注目され、デヴィッドOセルズニックの依頼で彼はアメリカ合衆国で映画製作を行うこととなる。

~ハリウッド時代~
1940年にヒッチコックはアメリカでの初作品『レベッカ』を制作。1940年のアカデミー最優秀作品賞を受賞。40年代の作品は非常に多様で、ロマンティック・コメディの『スミス夫妻』(1941年)から暗いサスペンスの『疑惑の影』(1943年)まで多種に及ぶ。

1950年代は、ヒッチコックの黄金時代と言える。さまざまな円熟期の作品が量産された。1956年にアメリカの市民権を取得。「めまい」「北北西に進路をとれ」「サイコ」までは精彩を放っていたが、『マーニー』(1964年)以降は凡庸な作品が目立つようになった。

これは『マーニー』の撮影中にティッピヘドレンに関係を迫ったものの断られたことが原因ではないかという説もある。あるいは『ハリーの災難』以来バーナードハーマンが音楽を担当してきたが、『引き裂かれたカーテン』の音楽を巡って対立し、結果ハーマンをこの作品から降板させたことも影響しているのではないかともいわれる。

晩年(最後から2番目の作品の)『フレンジー』(1972年)ではキレのあるサスペンス演出を見せ、ヒッチコック復活とも評された。1976年の『ファミリー・プロット』が彼の遺作となった。

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