泣ける映画と本のblogです★彡泣けるもの感動したもの紹介してます。映画・本以外にも泣ける歌、面白ネタも紹介します。古い過去記事への拍手も宜しくお願いします♪リンクフリー

<映画関連News一覧> Amazonの売れ筋泣ける映画best10  DVD  CD 

かぐや姫の物語 [DVD]

tbsライムスター宇多丸ウィークエンドシャッフル
ムービーウォッチメンでの「かぐや姫の物語」の評価は。。。

だいだい以下のような感じ
http://www.tbsradio.jp/utamaru/podcast/index_pod.html
ポッドキャストから書き起こしです

以下ライムスター宇多丸が語ります(要約)

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

市川昆の実写映画版の「竹取物語」は、最後に月に帰るのを臆面もなく
UFOとか出して「未知との遭遇」をパクッてます。
確かに迎えにくるところがメインだと考えるとそうなるのかなあって。
「竹取物語」を普通に解釈して映画化すると、
かぐや姫は宇宙人だったでしょうと、なるのかなあとは思います。

高畑版のかぐや姫の物語は、そんな解釈じゃなく、元々もとネタがあるんです。
それは阿弥陀二十五菩薩来迎図という絵があって、構図もそのままです。
それはかぐや姫が月に帰るんのではなく、あの世からのお迎えなんです。
月の世界っていうのは「死」なわけです。文字通りお迎えです。

死っていうのはつまり無の世界で、だからこそ完璧な世界。
対照としてこの世があるわけで、この世は「生」に満ち溢れている。
だからこそ、穢れ、醜さ、残酷、煩悩、不完全なこの世がある。

高畑監督は、それをアニメーションの根源の立ち戻って描き出してるんです。
つまり、ただの線とか絵であるものが「生」として動き出す、その驚きと喜びが
描き出されているんです。手書きの生々しさとか、滲んだ感じとかが、
渾然となって動き出しているんです。

「生」は、確かに穢れて汚らしい。
だけどだからこそ生きていて素晴らしいと感じる。
そういう世界観を表現するには、「アニメーション」で表す必要があったんです。
しかもあの絵、あの表現方法だったんです。
余白や余剰、普通だったら綺麗に修正するような、汚れや荒々しさ、
あの絵柄が必要だった、その汚れた部分こそがこの世であると。
そして生の喜び=アニメーションの喜びに繋がるんです。

物語が進行して、姫が都に行くと、「生」の滑稽さ、空しさが
フェミニズム的視点から、時にコミカルに、時に残酷に描かれていきます。
かぐや姫をみてもいないのに、ありとあらゆる美辞で求婚する様はコミカルであり、
彼女が自分がモノとしか思われていないと悟ったときの衝撃、
思春期に誰もが受けるであろう絶望の描写がものすごい。

それでここで終わらないのが高畑勲、ここから物語がさらに反転します。
かくや姫も含めて、ここではない何か、ここにはない何ををもとめ、
こうではなかった人生の幻を追っていることに気がつく。
帝の女になるという、この世の最高の場所にたどり着きながら、
そうではないと気がつく。
人生はこんなはずじゃなかったのにと思いながら、
必ず確実に、いやおうなく死はやってくる。
あのときあの人と付き合っていたら・・
そう思っても実際には現実がそこにある。

そして最後は誰もが死ぬけど次の生もあるんじゃないか。
という突き詰めた結果、生の肯定なんだと。
いろいろあっても生を肯定するしかないじゃないか。
最後に優しい主題歌でギリギリなんとなく救われた感じで終わる。

高畑監督は、この映画を誰にでも通じる普遍的な話にしている、
生まれて、育って、そして育てば育つほど、
こんなはずじゃなかったのにということが増えていって、
これもしたい、あれもしたいと思っても、でも死んでいく、
ていう話しです!

ていう話しを、竹取物語から読み取った高畑勲って
どんだけスゲーんだよ!
そういう絶望的な話だけど、無よりもなんかあるほうがいい
生があるほうがいいじゃない?
欺瞞に満ちた生を、それでも素晴らしい生を
最も最適なアニメーションという手法によって命にみちた形で表現した。

ありがたやー、拝んだほうがいい一作だと思います。
僕が言語化できるのはここまでです。
あとは音や絵、子供時代ながれていた旋律じゃないかな、
もろもろを見て感じてください。
少なくともこの一本に関して、これ以上求め得ようがないところまで
いってるんじゃねえかな。
とにかくスゲー、スゲーとしか言いようがない。
劇場でリアルタイムで見てください!

(2013.12.14 tbsラジオ ライムスター宇多丸のムービーウォッチメンより)

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

以上、意訳してますが、だいたいこんな感じです

ここまで感じ取れなかったですが、
なんで評論家筋の評価が高いのか分かった気がします♪

ライムスター宇多丸2013シネマランキング結果
(2013年の年間ランキングで2位(12・14時点)です)

TAMAFLE BOOK 『ザ・シネマハスラー』
宇多丸
白夜書房
売り上げランキング: 191,118


かぐや姫の物語 [Blu-ray]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 (2014-12-03)
売り上げランキング: 71

関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://nakeru.blog23.fc2.com/tb.php/6211-0e3f695d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
★彡泣ける映画と本のblogです。映画の感想や泣けるもの全般を紹介してます。映画・本以外にも泣ける歌、面白ネタなどもいろいろ紹介します。古い過去記事への拍手もよろしくお願いします。  ⇒【このblogTOPページをお気に入りに追加する】  & ⇒ ⇒ ⇒Amazonで買い物はこちらからどうぞ   
dvdTOP20   J-popTOP20  GAMETOP20  本のTOP20